原田伊織のエッセー『晴耕雨読な日々』
「冥土の旅の一里塚」をアップしました。
久しぶりのエッセーアップです。どうぞお楽しみください。
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日本を軍国ファシズムへと導いた昭和維新は、歴史を歪めた長州人によるテロリズムと天皇の政治利用から始まっています。
幕末の志士と昭和の青年将校を結ぶものとは。なぜ無謀な戦争を始め、一貫性のない戦略を喚き、愚かな戦術を繰り返したのか。 現代までつながる日本社会の問題点を浮き彫りにします。
フィクションによって肥大化した土方を冷静に見つめ直し、熱狂的な土方ファンの反撥をかった土方真史。「幕府侍」を自称し、官を名乗る薩摩長州に断じて恭順せず、京都から北へ、北へと転戦、箱館まで戦い尽くして散った男の生涯を追った鎮魂の書。
エッセー「晴耕雨読シリーズ」の第1弾。朝まで働け! 夜通し遊べ! 雨が降ったら本を読め!!と喚きつつ、無駄な抵抗と知りつつ「痴呆する社会」に警鐘を鳴らし続けるおかしくも熱いサムライ・エッセイ。
黒船来航、江戸無血開城、咸臨丸、鳥羽伏見の戦いの実相を整理することによって、薩摩・長州政権による麗しい「明治維新物語」を明確に否定した上で、軍国日本を招いた長州閥政権の腐敗を鋭く糾弾する原田維新論の集大成。
中学生隼人15歳、女性教師香織29歳。禁断の恋か、魂をぶつけ合った必死の愛か。湖東の里山を燃やした夏が音をたてて去って逝く……根強いファンをもつデビュー作を装いも新たに再刊。
長州と組んで幕府を倒し、長州政権に抗して敗死した西郷隆盛。なぜ明治新政府は、この反逆者を「大西郷」に祭り上げたのか。タブーを排して、「官」と「賊」を往復した「大西郷」と呼ばれた男の実像に迫る。
明治維新とは、日本を近代に導いた無条件の正義なのか? 明治維新そのものに異議を申し立てた話題のヒット作品の文庫版。我が国近代の歩みを鋭く検証する刮目の書として異例のロングセラーとなっている著者の代表作。
デビュー作私小説。昭和35年近江湖東の里山を舞台に、硬派少年隼人と人妻音楽教師香織の道ならぬ恋を抒情豊かに描いた衝撃作。「大人っぽい、理屈っぽい、骨っぽい、三ぽい中学生」(直木賞作家出久根達郎氏)の、湖東の夏を焦がした恋物語。
明治新政権によって全否定された江戸社会を丁寧に掘り起こす。江戸の倫理性、持続可能性、高度な技術力に着目し、その先駆的な知見による社会システムを初めて解明し、ポスト2020の指針を提示するものとして各方面から高い評価を受けている注目の書。
世界でもっとも長い平和を維持し、持続可能な社会システムを構築した江戸時代。近代工業社会が行き詰まる今、世界の識者が注目するオリジナリティに満ちたその価値観と社会の仕組みを易しく解き明かす。