4月3日、桜に包まれた名刹・天台寺門宗総本山三井寺(園城寺)で講演会が開催され、滋賀県内にとどまらず、大阪・京都からも熱心なファンの方、近世近代史を見直そうという方たちが参加しました。
演題は「軍国日本を生み出した二つの維新」。明治維新・昭和維新の関係と狂気に満ちた昭和維新の実相がつまびらかに語られる内容に質問が相次ぎ、講演は予定時間を超えて2時間強に達し、講演後のサイン会も1時間に達するという盛況ぶりでした。
(この講演会は、「大津の町屋を考える会」の後援を得て開催されたものです)

4月3日、桜に包まれた名刹・天台寺門宗総本山三井寺(園城寺)で講演会が開催され、滋賀県内にとどまらず、大阪・京都からも熱心なファンの方、近世近代史を見直そうという方たちが参加しました。
演題は「軍国日本を生み出した二つの維新」。明治維新・昭和維新の関係と狂気に満ちた昭和維新の実相がつまびらかに語られる内容に質問が相次ぎ、講演は予定時間を超えて2時間強に達し、講演後のサイン会も1時間に達するという盛況ぶりでした。
(この講演会は、「大津の町屋を考える会」の後援を得て開催されたものです)
フィクションによって肥大化した土方を冷静に見つめ直し、熱狂的な土方ファンの反撥をかった土方真史。「幕府侍」を自称し、官を名乗る薩摩長州に断じて恭順せず、京都から北へ、北へと転戦、箱館まで戦い尽くして散った男の生涯を追った鎮魂の書。
長州と組んで幕府を倒し、長州政権に抗して敗死した西郷隆盛。なぜ明治新政府は、この反逆者を「大西郷」に祭り上げたのか。タブーを排して、「官」と「賊」を往復した「大西郷」と呼ばれた男の実像に迫る。
明治維新という嘘の歴史を、豊富なビジュアル資料を使い、図解しながらわかり易く解説。薩摩長州が偽造した勅許、錦の御旗や、砲撃直後の会津鶴ヶ城や赤報隊相良総三の遺族写真など貴重な資料も収録し、動乱の真実を語る基礎資料。
デビュー作私小説。昭和35年近江湖東の里山を舞台に、硬派少年隼人と人妻音楽教師香織の道ならぬ恋を抒情豊かに描いた衝撃作。「大人っぽい、理屈っぽい、骨っぽい、三ぽい中学生」(直木賞作家出久根達郎氏)の、湖東の夏を焦がした恋物語。
我が国近代化の礎を築いた、小栗上野介を柱とする幕臣テクノクラートの先見性と見識にスポットを当て、明治の序章とされてきた幕末期を「徳川近代」という一時代として検証する。いずれ時代が著者に追いつくと評者を驚かせた隠れた代表作。
テロ組織「赤報隊」を使って討幕戦をつくり上げ「官」の中枢に成り上がりながら、西南の役で「賊」となり、死後再び「官」に祭り上げられた西郷隆盛。その本性を暴くことによって明治維新の本質を総括する「維新三部作」完結編。
世界でもっとも長い平和を維持し、持続可能な社会システムを構築した江戸時代。近代工業社会が行き詰まる今、世界の識者が注目するオリジナリティに満ちたその価値観と社会の仕組みを易しく解き明かす。
明治維新至上主義者司馬遼太郎氏によって創り上げられた定説を、史実に基づいて細部に至るまで覆す。気鋭の歴史学者森田健司氏との対談によって、タブー視されてきた司馬史観に斬り込み、権力と金を結び付けた長州型政治の危険性を説いた話題書。
幕府滅ぶとも国滅ぼすまじ。決死の覚悟で列強との交渉に臨み、専守防衛に徹して国際協調路線を成立させた「徳川近代」の幕臣たち。官製の歴史を正し、現政権の復古主義を厳しく指弾する、話題の「維新三部作」第二弾。
明治新政権によって全否定された江戸社会を丁寧に掘り起こす。江戸の倫理性、持続可能性、高度な技術力に着目し、その先駆的な知見による社会システムを初めて解明し、ポスト2020の指針を提示するものとして各方面から高い評価を受けている注目の書。